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CASE9−7 ホッとしたのもつかの間、襲ってくる謎の痛み

「エフェドリン入れて!」という血圧を上げる薬を使う声が聞こえました。

 

血圧を上げる薬を入れてもらうと、

血圧が上がってきたようで、

それと同時に意識もはっきりと戻ってくる感覚がありました。

新生児科の先生が、

吸引や処置をしてくださり、

やっと赤ちゃんの泣き声が聞こえました。

実際は数十秒ほどだったと思いますが、

私の中ではものすごく長く感じられました。

泣く赤ちゃんの声を聞いて

「あぁ、もう大丈夫だ。」

と思うことができました。

 

 

看護師さんが、

「赤ちゃんは、

お母さんの血液とか羊水とかをたくさん飲んでいたから、

それを吸引して取り除いてから、

お母さんの元に連れてきますね。」

と言い、

主治医の先生は、

私の方へ顔を向け

「お母さん、

赤ちゃん産まれたからね。

新生児科の先生が、

みてくれてるので、

大丈夫ですよ。

いまから、

お腹綺麗にしていきますからね。

なんかあったら言ってくださいね。」

と声をかけてくれました。

その時、

私は、

そんなことよりも、

赤ちゃんが出て、

私のお腹の後処理をされている間、

謎の肩がもげそうなくらいの痛みに襲われていました。