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CASE9−11 姉妹でも違う

振りかえってみると、

私の姉がちょうど3週間前に初産で経膣分娩をしたところでした。

姉の陣痛が始まってから、

母と姉の夫が交代で立ち会って、

腰をさすったりしている中、

コンビニでおにぎりを買って、

それを陣痛の合間に食べさせていることを聞いていたので、

「私ももうすぐ同じことを体験するんだ。」

という思いや、

妊娠糖尿病でおにぎりを食べるのを控えていたので、

「産むときだけはおにぎりを食べて産みたい」

という願望がありました。

 

 

けれど、

実際には、

おにぎりは準備できなかったし、

病院に到着したら早々に手術室に運ばれたし、

すぐに赤ちゃんもでてきて、

私の母が病院に到着するまでの間に産まれていたので、

姉とは違う超スピード出産となりました。

そのまま祖母や親族にも連絡がいき、

「もう産まれたの!?」

という感覚だったのでしょう。

出産後に祖母から

「あんたは楽して産まれて良かったなぁ。」

と言われました。

「おばあちゃん、

楽じゃなかったよ。

めちゃくちゃ痛かったし、

肩が取れるかと思ったし、

血圧もあがったんだよ。」

と伝えましたが、

下から産む方がしんどいという頭があったようでした。