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CASE7ー12 息子が命を懸けて教えてくれた

産まれてみると37週6日で1756gでした。

 

妊婦健診では2000gくらいあるだろうと言われていたので、

 

随分と前から育っていなかったんだなと思いました。

 

「そりゃあ、苦しかったよね、ごめんね。

 

なのに陣痛を起こさせて、

 

ますます苦しくさせてたのかな?

 

早く気付いて出してあげれば良かったね。」

 

という思いも当時はありました。

 

今でも学年で一番小さくて、

 

そんな子どもを見ると、

 

帝王切開であったことよりも、

 

お腹の中で育ててあげられなかったことが影響しているのかなと今でもずっと思っています。

 

 

コーヒーを飲んでたのが良くなかったのかな?

 

つわりの時にあんまり食べられなかったのが良くなかったのかな?

 

なんて根拠はありませんが、

 

思ってしまいます。

 

息子には

 

「あなたはここから産まれてきたんだよ。」

 

と傷を見せながら伝えています。

 

息子も

 

「僕はお母さんに(このまま経膣分娩で産もうとすると危険だということを)お知らせしたんでしょ?

 

お腹から出てきたんだよね?」

 

と言うようになり、

 

「そうだよ〜。ありがとね、教えてくれて。」

 

と返しています。

 

そんな息子に元気に会えなかったかもしれないと思うと、

 

帝王切開で本当に良かったと思うし、

 

息子は命をかけて教えてくれたんだなと思っています。