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CASE53ー10 母乳が出ない地獄、GCUで“比べられる授乳”がつらかった

 

出産病院では、

 

初乳を飲ませるということで、

 

GCUにいる子のお母さんたちがみんな集まって授乳するんですよ。

 

他のお母さんたちはすっごく母乳が出ていました。

 

経産婦だったり

 

若いお母さんだったり、、、

 

でも私は全然出なくって、

 

すごく落ち込みました。

 

母乳が出ないということに対して、

 

自分はダメなんだ、

 

どうして自分は出ないんだと思いました。

 

「10mlでもいいからとにかく出して。」

 

と言われ、

 

自分の胸をギューっと押しながら必死で出しました。

 

母乳って血からできていると思うのですが、

 

正真正銘、

 

血の滲むような思いで出しました。

 

それがずっと続きました。

 

妊娠高血圧症候群だから、

 

血管がダメージを受けていて、

 

余計に出ないんですよ。

 

本当にギューっと搾っても出ませんでした。

 

なので、

 

おっぱいマッサージにも通いました。

 

退院してから、

 

1回5千円だったと思いますが、

 

お金関係なく毎日通い詰めました。

 

助産師さんにマッサージしてもらい、

 

自分で搾乳したやつを母乳パックに詰めました。

 

1回の搾乳で10mlしか取れないので、

 

今回は上の子に10ml、

 

次回は下の子に10mlと交互に保存しました。

 

それをミルクに混ぜたり、

 

スポイトに入れて飲ませてもらいました。

子どもがなかなか授からなかったことも

 

自分に自信がないことにつながりましたが、

 

母乳が出なかった時ほど

 

自分はなんてダメなんだと思ったことはありません。

 

今となってはあんなこと

 

どうでも良かったなと思えるのですが、

 

当時は私にできることは母乳を出すことしかなかったのに、

 

それができない自分が情けなかったです。

 

どうして沢山母乳を出せるんだろう?

 

と本当にホルスタインを尊敬していました。

 

搾乳機を使ってたくさんの母乳を出しているお母さんを見ても、

 

自分はダメな母親だと感じました。

 

助産師さんたちもお母さんたちに

 

母乳が絶対に良いと言わないであげて欲しいなと思います。

 

でも、

 

母乳が良いって言われるんですよね〜。

 

初乳が大事だから〜、

 

ちょっとでも良いから〜と言われました。

 

大部屋でカーテンを引いて授乳や搾乳ができるなら良いのですが、

 

GCUでみんなで円になってやるので、

 

どうしても周りと比べてしまうんですよ。

 

自分が出ていないのが見えちゃって、、、。

 

授乳前に体重を測って、

 

そして授乳した後に

 

また体重を測ってどれくらい飲んだか調べるんですけど、

 

全然増えていないわけですよ。

 

なんだったら疲れて体重が減っていることもありました。

 

どれくらい飲めているのか、

 

表に書かされ、

 

もうそうなったら、

 

自分のできなさを数字で見せられている感じがしました。

 

本当に余計なことをさせられたなと思います。

 

でも当時は、

 

私は母乳があげられないんだなと打ちのめされました。

 

とても辛かった思い出です。