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CASE5−11 理解してもらえない思い

もう一人、

 

子どもが欲しいなとも思っていたんですが、

 

一人目の時のトラウマがあり、

 

次の出産に対し、

 

恐怖を感じていました。

 

「出産が恐怖体験になるなんて少子化問題にもつながるよ。」

 

と言うと、周りからは

 

「何言ってるの。」

 

なんて言われましたが、

 

「それぐらいショックなことだったんだよ。」

 

と言っても、

 

当時は誰もあまり共感してくれませんでした。

 

 

 

子育て広場なんかでも

 

「痛いよね〜、陣痛。」

 

という話を聞くと、

 

聞いているのが耐えられなくて、

 

あえてトイレに行って聞かないようにしたりしていました。

 

そういう話を夫にすると、

 

「そんなこといつまでも言って〜。もういいじゃないか。」

 

と言われました。

 

「そうなんだけど、誰かに聞いてほしいし、嫌だなって思うたびに自己嫌悪を抱くのよ。」

 

と夫に怒っていました。

 

そんなことが繰り返されるうちに、

 

私も口を閉ざすようになってしまいました。