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CASE41−9 科学の進歩に感謝

私の母親は子どもを3人共、

 

帝王切開で出産しています。

 

それもあってか、

 

私自身は元々帝王切開に抵抗感はありませんでした。

 

さらに近い時期に兄嫁も帝王切開で出産していました。

 

彼女の場合は、

 

彼女がとても華奢なのに、

 

赤ちゃんが想定よりもだいぶ大きくなってしまったので、

 

多分経腟分娩をトライすると、

 

赤ちゃんの頭が引っかかって産まれないと思うから、

 

予定帝王切開にしましょうと言われてのことだったようです。

 

それを聞いて、

 

私は幼い頃から骨盤が歪んでいると指摘されていることを思い出し、

 

私の出産も赤ちゃんの頭が引っかかるんじゃないだろうかと思い、

 

出産前に担当医師に

 

「帝王切開にしなくていいですか?

 

このまま自然に産めますか?」

 

と何回も聞いていました。

 

医師は

 

「子どものサイズ的にも問題ないと思う。」

 

と言っていたのに、

 

案の定、

 

経腟分娩できなくて、

 

「どうして医師は下から産めると言ったのに、

 

下から産めなかったんだろう?」

 

と産後1ヶ月くらい自分の中でモヤモヤしては

 

勝手に悩んでいました。

 

特に入院中は、

 

日々、

 

部屋にやってくる医療スタッフに

 

「どうして私は経腟分娩ができなかったんでしょう?

 

何が問題だったんでしょうか?」

 

と聞きまくっていました。

 

さらに分娩時にいきむのが下手だ、

 

違う場所に力が入ってると何度も言われた経緯もあるので、

 

一層、

 

何が駄目で経腟分娩できなかったのかとすごく気になっていました。

 

医師からはどうして私が帝王切開になったのかという説明はありませんでした。

 

腑に落ちませんでした。

 

1ヶ月モヤモヤした結果、

 

結局のところ、

 

理由は分からないけれど、

 

きっと私の骨盤が歪んでいたせいなんだろうな、

 

次は帝王切開を最初から選択しようという気持ちになっています。

 

帝王切開出産を終えてみて、

 

今は科学の進歩に感謝しています。

 

あのままいきみ続けても、

 

産まれてくることはなかったと思っています。

 

この時代に産まれてきて良かったなと思います。