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CASE38−1 夫婦それぞれの問題

元々、

 

絶対に子どもが欲しいとか、

 

すぐにでも欲しいとは思っていませんでした。

 

年齢的にも、

 

もしかしたら授かれないかもということも頭の片隅にありました。

 

でも、

 

例え子どもを授かれなかったとしても、

 

主人と二人で過ごしていくことに抵抗はありませんでした。

 

それに結婚する前から、

 

主人の両親が、

 

お二人とも体調が悪く、

 

主人の家族がバタバタとしていました。

 

結婚してすぐに義両親二人とも亡くなられ、

 

子どものことを考えている時間も無かったし、

 

いろいろと整理しなければならないこともあったし、

 

主人の気持ちも落ち込んでいました。

 

私自身の問題としては多発子宮筋腫がありました。

 

生理痛とか出血が重い状態でした。

 

まずは子宮筋腫摘出術を受け、

 

その後に妊娠できるなら妊娠したいなと考えたのです。

 

子宮筋腫は3つあり、

 

そのうち1つは子宮の外側にあるから

 

内視鏡では全てを取り除くことはできないと言われました。

開腹子宮手術を受けることで、

 

今後、

 

子どもがたくさん欲しいと感じた時に

 

子どもの数に制限ができるのもなんだか嫌でしたし、

 

大きな手術をしないに越したことがないということから

 

内視鏡での手術を選択しました。

 

妊娠出産には影響はないだろうということで

 

外側にある子宮筋腫は一つ残ったままでした。

 

主人にも時間が必要だったし、

 

私も妊娠するためには体を整える準備期間が必要でした。

 

そういうことがあって、

 

結婚してから4年経ち、

 

今回の妊娠に至りました。

 

全部が落ち着いてから、

 

じゃあ、

 

子どものことを考えようかという気持ちになったのです。

 

妊娠は望んだらすぐにできました。

 

妊娠がわかった時は、

 

主人は嬉しさより驚きが強よかったと思います。

 

赤ちゃんがいるという実感は、

 

私のお腹が大きくなるにつれ強くなり、

 

生まれてきたら父になるのか、

 

と実感していたようです。

 

私は、

 

単純に嬉しかったし、

 

守って育てていかなければと思いました。