元々、
絶対に子どもが欲しいとか、
すぐにでも欲しいとは思っていませんでした。
年齢的にも、
もしかしたら授かれないかもということも頭の片隅にありました。
でも、
例え子どもを授かれなかったとしても、
主人と二人で過ごしていくことに抵抗はありませんでした。
それに結婚する前から、
主人の両親が、
お二人とも体調が悪く、
主人の家族がバタバタとしていました。
結婚してすぐに義両親二人とも亡くなられ、
子どものことを考えている時間も無かったし、
いろいろと整理しなければならないこともあったし、
主人の気持ちも落ち込んでいました。
私自身の問題としては多発子宮筋腫がありました。
生理痛とか出血が重い状態でした。
まずは子宮筋腫摘出術を受け、
その後に妊娠できるなら妊娠したいなと考えたのです。
子宮筋腫は3つあり、
そのうち1つは子宮の外側にあるから
内視鏡では全てを取り除くことはできないと言われました。

開腹子宮手術を受けることで、
今後、
子どもがたくさん欲しいと感じた時に
子どもの数に制限ができるのもなんだか嫌でしたし、
大きな手術をしないに越したことがないということから
内視鏡での手術を選択しました。
妊娠出産には影響はないだろうということで
外側にある子宮筋腫は一つ残ったままでした。
主人にも時間が必要だったし、
私も妊娠するためには体を整える準備期間が必要でした。
そういうことがあって、
結婚してから4年経ち、
今回の妊娠に至りました。
全部が落ち着いてから、
じゃあ、
子どものことを考えようかという気持ちになったのです。
妊娠は望んだらすぐにできました。
妊娠がわかった時は、
主人は嬉しさより驚きが強よかったと思います。
赤ちゃんがいるという実感は、
私のお腹が大きくなるにつれ強くなり、
生まれてきたら父になるのか、
と実感していたようです。
私は、
単純に嬉しかったし、
守って育てていかなければと思いました。