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CASE25−10 麻酔の入れ直し?

帝王切開に決めたら、

 

麻酔科の先生が来られて私は混乱しました。

 

麻酔科の先生が

 

「じゃあ、麻酔を入れ直しますか?」

 

と聞かれたのです。

 

私が帝王切開に決めれば、

 

産婦人科の先生と麻酔科の先生でその情報を共有するんだと思っいたら、

 

そうではなくて産婦人科の先生から

 

「麻酔のことは麻酔科の先生と話して」

 

と言われてしまい、

 

出産についての話と、

 

麻酔の話を同時に進めることができなかったのです。

 

ですので、

 

その時に

 

「針は入れ直さない。」

 

ということを麻酔科医師に伝え、

 

前の時間の担当の先生が、

 

おじいちゃん先生とまったく違う方法でエピドラルを足してくれて、

 

それがとても効いたので、

 

同じことをやって欲しいとお伝えしました。

 

彼は

 

「何のことだろう?」

 

と言ったので、

 

「では(記録を見て、その方法を)お願いします。」

 

と伝えました。

 

 

そもそも、

 

私は帝王切開だと全く違う麻酔方法だと、

 

勝手に思い込んでいたのです。

 

経膣分娩で入れる硬膜外麻酔を、

 

そのまま使うとは思ってもいませんでした。

 

ですので、

 

同じものを使うと言われたときにはとてもビックリしました。

 

お腹を触ると感覚もあったし、

 

これでお腹を切ったら

 

「絶対に痛いに違いない。」

 

と怖くなってしまいました。

 

本当に大丈夫なのか不安で不安で何度も

 

「このまま帝王切開をやるの?」

 

と確かめました。

 

最終的に

 

「手術をする前にお腹を触って、

 

痛くないか確認してから手術するから大丈夫だよ。」

 

という言葉を信用して、

 

「じゃあ、帝王切開します。」

 

と決めました。

 

そこからは非常に速かったです。

 

正確には覚えていませんが、

 

1時間以内に手術が始まりました。

 

手術室にはベッドで移動しました。