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CASE2ー9 予定通り迎えた入院日

 

毎日、上の子を抱っこして一日3時間ほど歩き回っていたにも関わらず、

 

予定日のお昼ごろになっても陣痛が来ず、

 

予定日ギリギリまで子宮の入り口の長さも4cmほどありました。

 

卵膜剥離してもらえないかとか、

 

どうにかして陣痛を起こせないかといろいろ画策しましたが、

 

結局そのまま手術予定日を迎えてしまいました。

 

入院してからは「あと半日で陣痛を起こすにはどうしたらいいか。」と

 

勝手にお部屋を抜け出して非常階段を上り下りしたり、

 

足湯をしたりしていました。

 

このとき嫌だったのは助産師の人に

 

「あなたはいろいろしているけれど、

 

自然な陣痛は無理ですよ。

 

だからもう今日は寝てください。」と言われたことでした。

 

 

 

その一言で私の闘志に火がつき、

 

「絶対、今晩中に陣痛を起こして、

 

この人をビックリさせてやる。」と思いました。

 

イメトレしたり、

 

本を呼んだりしながら、

 

消灯時間が過ぎてからもこっそり廊下を歩いたり、

 

スクワットをしていました。

 

そしたら、

 

なんと陣痛が始まり、

 

どんどん強くなってきたのです。

 

でも、そこで先程の助産師に見つかり、

 

「とにかく寝なさい。

 

アプリもつけなくていい。

 

記録もつけなくていい。」と言われたのですが、

 

こっそりベッドの中で陣痛の間隔を測り続けていました。

 

その助産師も私を寝かせようとしてアロマを焚き始め、

 

「これで寝なさい。

 

もう陣痛のことは忘れなさい。」と言われたのですが、

 

陣痛間隔が10分を切るようになり、

 

その助産師もようやく「陣痛だね。LDRに降りようか。」

 

と認めてくれました。

 

「よっしゃ、闘いに勝った!」と思いました。