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CASE11ー5 孤独な闘い

入院したその夜、

早く産みたくて四つん這いになったりして一人で頑張ってたんですが、

頑張りすぎちゃって体力消耗に拍車がかかりました。

ラミナリアは翌日の朝に抜いてもらい、

子宮口は5cm開いていました。

しかし、

お産はなかなか進みませんでした。

 

 

陣痛の痛みがとても辛くて、

一人で耐えられず、

ナースコールを押すものの、

その時に緊急の入院があったようで、

なかなかスタッフの人に来てもらえず、

辛かったです。

何回かナースコールを押して、

ようやく来てくれた看護師さんは、

入ってまだ4ヶ月の新人さんで、

腰をさすってくれるのですが、

「そこじゃないんだけど、、、。」

とさすって欲しい所と違うところをさすってくれていました。

 

 

「そこじゃない。」

と言えたら良かったのですが、

陣痛のあまりの痛みに声が出せず、

また、

声を出すことに体力を使いたくないと思うくらい疲弊していました。

それでもやっと振り絞って

「〇〇さんを呼んでください、、、。」

とだけ伝えました。

とても優しかったので、

今思えば誰か一人でも来てもらえるだけありがたかったのですが、、、。

 

 

しかし、

また別のスタッフの方が来られ、

その方にはお子さんが2人いらっしゃるらしいのですが、

「痛くなきゃ産まれないからね。」

と言って去っていったことにはイラッとしました。

他のお子さんが3人いらっしゃる助産師さんも、

ちょっと腰をさすってすぐに出ていってしまいました。

面会も立ち会いもできない中で、

痛い時に求めるのは助産師さんしかいないのに、

私は一人でこの痛みに耐えるしかないのかと孤独に感じました。