· 

「歩育」3つのやめてみたこと

日常的に歩いていますか?

私、歩くのが大嫌いでした。

散歩も好きじゃありませんでした。

散歩するくらいなら家の中でゴロゴロしていたいし、

こんなに文明の利器が発達しているのに、

利用しない手はないでしょ?と思っていました。

明確な目的のない散歩が苦痛でしかありませんでした。

 

そんな私が子どもができたことで、

歩くようになったのです。

子どもに歩かせて、大人が歩かないわけにはいかないですよね。

一緒に歩くことが増えました。

 

子どもには「毎日、年齢✕1kmを歩かせよう!」という話をどこかから聞いたこともあるし、

文部科学省が定めた「幼児期運動指針」に1日の活動時間(毎日合計60分以上)なんてのもあります。

一般的に

・体力がつく

・運動機能が向上する

・夜ぐっすり眠れる

・季節に触れられる

・日光などの刺激で精神的にも安定する

そんなところが歩くことの効果でしょうか。

 

上の子が2歳くらいの頃は、

すぐにベビーカーに乗りたがるし、

歩いてもすぐに立ち止まって草花に目を止めたり、

行き交う車をじっとみたり、

目的地にたどり着かなくて

イライラすることもよくありました。

 

 

そこで「やめたこと」

①目的地に向かって歩くこと

②終わり時間を決めること

③歩かせなきゃと思うこと

 

もちろん、最終的な目的地はあります。

ですが、「〇〇公園に行って遊ぶ」と思っていても、

子どもと一緒に歩いたら着かないんですよ。

公園に行ってから好きなようにさせればいいのかもしれません。

でも、公園に行くまでの道で、

道端の石を側溝に落としたり、

ちょっと大きな段差から飛び降りてみたり、

出会った散歩中の犬と遊んだり、、、

子どもの興味・関心は無限大。

最初は子どもに「付き合ってる」という気持ちが大きかったのですが、

以前ジャンプできなかった高さからジャンプできるようになっていたり、

知らない人に自分から挨拶してたり、

子どものちょっとした成長を感じるようになりました。

私自身も住んでいる地域に新しい発見があったり、

子どもを通じてご近所さんと話すようになったり、

私の小さな世界も広がりました。

 

何時までに家に帰らなきゃと思っていると、

問題になるのが「まだ帰りたくない。」問題。

これには本当に困っていました。(どう対応していたかはまた別の機会に)

終わりを決めないと、

案外子どもから終わりがやってきます。

「もう、のどが渇いたから帰る。」

「疲れたから帰る。」

「トイレに行きたいから帰る。」

もちろん、10分なんかでは終わらないので、

1−2時間は覚悟が必要ですけどね。

子どもが終わりを決めると

非常にストレスフリーで家に帰ることができます。

 

年齢✕1km歩かせなきゃと思っていると

結構キツイです。

だって、私達だってノルマを達成すると気持ちいいけど、

やりたくないときだってあるじゃないですか。

子どもだってそうだと思うんですよね。

今回はあんまり歩かなかったけど、

この前はよく歩いてたからオッケー!くらいの気持ちで。

そして、子どもを観察していると、

彼らはなんでもないところで

走って、跳ねて、回って、、、

すごい運動量!!

距離だけが重要なのではないと思います。

 

 

そうはいっても、歩いて欲しいし、目的地にもたどり着きたい!!

大切なのは可能な限り、

親が移動するときは歩くということを意識することだと思います。

車も自転車も所有していないということもありますが、

私達夫婦は片道30分くらいの距離なら日常的に歩きます。(歩くようになりました、私。)

その道すがら子どもが歩きたくなったら歩きたいところだけ歩かせる。

そんなところから始めてみてもいいかもしれません。

そうやって4歳の長女は今では4〜5kmは1人で歩くようになりました。

 

なんでもまずはできるところから。

歩かせなきゃと堅苦しく考えずに、

週末、ただの散歩を1〜2時間するくらいのつもりでやってみてはいかがですか?

新しい発見があるかもしれません。