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CASE9−4 赤ちゃんの心拍が、、、

 「赤ちゃんの心拍が落ちています。」

 

と言われ、

向きかもしれないからと、

いろんな体の向きをとりましたが、

最終的に四つん這いの姿勢でしか赤ちゃんの心拍が維持できていない、

という事態でした。

「これだと赤ちゃんの心拍はキープできるけれど、

お母さんの体力的にもこの四つん這いをずっと続けるのは無理ですよね」

と聞いている間も四つん這いなので、

お腹が重くて、

二の腕がプルプルふるわせながら、

「無理です。」と答えました。

すると、

先生が、

「普通分娩も考えましたが、

四つん這いの状態じゃないと赤ちゃんの心拍が保てていないので、

この状態は良くないと思います。

原因はわかりませんが、

緊急帝王切開をします。」

と言われました。

 

 

これまでに、

身長や逆子のリスクを乗り越え、

あとは下から産むのみ!と思っていたところだったので、

いまから緊急帝王切開になる、、、となったときには、

やっぱり私はそうなのか、、、と思いました。

でも、

正直、なによりも早くこの状況から、

逃れたいという想いでした。

ここまでで病院到着から15分くらいでした。

先生が

「奥さんは今、

同意書にサインが書けないから、

旦那さんに同意書書いてもらいます。

ご主人に全部お願いしていいですか?」

「はい、いいです。お願いします。」

というやり取りの中、

並行しながら、

私はすぐに手術室に運ばれました。