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CASE5−12 二人目の妊娠、一人目の時との違い

 二人目ができた時にまず思ったことは、

 

「今度はどこで産んだらいいんだろう。」

 

ということでした。

 

困ったというより、

 

怖いという気持ちでした。

 

二人目も帝王切開って言われるんだろうなぁと思っていましたから、

 

最初のオープンシステムの先生に

 

「病院は変えたいです。」

 

って言ったら

 

「なんで?」

 

と聞かれました。

 

「あちらの病院は嫌です。」

 

とお伝えしたら、

 

「そういう病院だよ。」

 

と言われ、そこでまた、

 

「そういう病院ってどういう病院?」

 

とモヤモヤしました。

 

でも、

 

「とにかくあの病院は嫌だ。」

 

と言って、別の病院に変えてもらいました。

 

 

 

二人目を妊娠した時も血小板のことが心配でした。

 

検査をするとやはり血小板の数値が低下していたので、

 

てっきりγグロブリンを打つんだと思っていました。

 

すると、二人目の病院の血液内科の先生は

 

「今からγグロブリンを打ったって、意味がないからね。」

 

と言って、何の処置もありませんでした。

 

病院によって違うんだということにすごく驚きました。

 

外来で助産師さんとバースプランを話す時に

 

「前回は嫌な思い出があるので、今回はそんな風にしたくない。帝王切開で出産したとしても産声を聞きたい。」

 

と前回のお産のことをすべてお話すると、

 

「私達はそういう出産をしてほしくないと思っているから。」

 

と言ってくれたのです。

 

「私達」という言葉が、私にはすごく響きました。

 

これが一番嬉しかったことです。