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CASE46−7 帝王切開後の想定外

その日の夜から痛みが出てきました。

 

傷跡の痛みじゃなくて

 

後陣痛がめちゃくちゃ痛かったです。

 

傷はそんなに痛くなかったんです。

 

痛み止めは効果が切れないように4種類くらい使って、

 

鎮痛効果が途切れないように使っていました。

 

痛いけどなんとか耐えられる程度にはなりました。

 

でも、

 

産後って興奮してるじゃないですか

 

眠れないし、

 

痛いし、

 

そして眠れないというのを繰り返していました。

 

そんな中、

 

翌日は歩きました。

 

「腹切られてるのに、歩くんだ。」

 

と思いました。

 

立って歩けはするんですけど、

 

ベッドから起き上がるのが、

 

一番辛かったです。

 

この時にいかに腹筋を使わずに

 

違う筋肉でカバーして起き上がれるかというところに集中し、

 

手と背中がものすごく筋肉痛になりました。

 

赤ちゃんとの同室はしてもしなくてもどちらでも良い、

 

痛かったら休んでねという産院でした。

 

ですので、

 

しっかり休んで3日目か4日目くらいから同室しました。

 

それまでは授乳のたびに連れてきてくれました。

 

帝王切開なので授乳がとても大変でした。

 

かつ、

 

赤ちゃんは最初から哺乳瓶でミルクを飲んでいたので、

 

哺乳瓶に慣れてしまい、

 

その後一ヶ月くらいまで母乳を飲んでくれませんでした。

 

これが帝王切開で一番大変だったことです。

 

入院中、

 

何回かは授乳の練習もしましたが、

 

全然吸ってくれませんでした。

 

でも、

 

その時は

 

「そのうちなんとかなるだろう。」

 

と思っていたのです。

 

後から分かったことですが、

 

母乳育児って最初が重要だったんだなと思います。

 

産後3週間くらいから、

 

近くの助産院に通い、

 

母乳は飲めるようになりましたが、

 

母乳の量は増えませんでした。

 

結局、

 

混合になりました。

 

直接飲めるようになるためには、

 

ものすご〜く頑張りました。

 

傷の痛みも最初の1週間くらいでとても良くなり、

 

沢山休んで回復したなと思いましたが、

 

最初の哺乳瓶は母乳育児に良くないなと思います。

 

産まれるまでは

 

ミルクでも母乳でもどっちでもいいじゃんと思っていたのですが、

 

いざ産まれてみると

 

母乳を飲んで欲しいなという気持ちになりました。

 

なんでみんな飲むのに

 

うちの子は飲まないんだろうと思いました。

 

悲しかったです。

 

帝王切開だったからこうなったんじゃないかと思っています。

 

普通に経膣分娩で出産して、

 

飲むものが母乳しかない状態だったら、

 

こうなってないよなと思いました。