赤ちゃんが産まれたら
先生が
「おめでとう。」
と言ってくれ、
赤ちゃんの泣き声も聞こえてきたので、
無事に産まれたんだということが分かり、
ホッとしました。
夫もホッとしたような表情をしていたと思います。
子どもが誕生して、
skin-to -skinをした後くらいに、
急に気持ちがふっと切れたら、
麻酔の影響なのか気持ち悪くなり
吐き気が出てきました。
予想もしていなかったことなので、
パニックになってしまいました。
夫に訴え、
夫から麻酔科医に伝えてもらい、
吐き気止めを使ってもらいましたが、
なかなか吐き気は治りませんでした。
袋を口元に持ってきてもらったりしましたが、
実際に吐くことはありませんでした。

不思議な感覚ではありました。
産んだ感覚がないというのも変ですけど、
さっきまでお腹の中にいた子どもが、
お腹の外の世界に現れてきたことが不思議で仕方なかったです。
ガッカリという気持ちはありませんでした。
ただただ不思議という感覚です。
気づいたらこの子が、
この世界に現れているという感覚です。
今でもそれは時々感じます。
いつの間に出てきたんだろう、
という記憶のギャップのようなものを感じています。