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CASE45ー4 赤ちゃんの都合

 

出産が近くなってきた頃、

 

産後ドゥーラをされているYukieさんから

 

「赤ちゃんはこの向きが好きなんですね。」

 

と言われたのです。

 

その言葉で

 

「もしかしたら赤ちゃんの都合もあるのかなぁ?」

 

と思えて楽になりました。

 

赤ちゃん側も何か理由があって

 

回らないでいてくれているのかなと思いました。

 

元々、

 

妊娠出産の知識がほとんど無い状態で、

 

帝王切開に関しても

 

良い印象も悪い印象も持ち合わせていませんでした。

 

ただ、

 

自分が帝王切開になりそうだとなった所から、

 

帝王切開に関する情報を集めだし

 

帝王切開を一度経験すると、

 

何人も子どもを産めなくなるかもとか、

 

子宮破裂を起こしたり、

 

内臓の癒着を起こしたりという心配になるような情報を知り、

 

なるべくなら経膣分娩したいなという思いも持ち始めました。

一方で、

 

とにかく無事に産まれるかどうかということが一番心配だったので、

 

無事に産まれてくれさえすれば、

 

帝王切開でも何でもいいと思いました。

 

夫も赤ちゃんの意思を尊重したらと言っていた気がします。

 

両親に帝王切開になるかもということを話すと、

 

「鍼灸やってみたら?」

 

「逆子体操頑張ってね。」

 

という言葉はかけてくれましたが、

 

帝王切開に関して

 

良い悪いというようなジャッジは無かったものの、

 

逆子を直すという前提で話されていたように思います。

 

実は私の母も私を妊娠中、

 

ずっと逆子で逆子体操をやって

 

回って元に戻ったという経験があるからか、

 

「もっと体操をやった方がいいんじゃないの?」

 

と冗談混じりに言っていました。

 

逆子が回れば経膣分娩という予定でしたが、

 

37週頃に予定帝王切開の日取りが組まれました。

 

実は私は下から出産するということにも怖さを感じていました。

 

経膣分娩も帝王切開もどちらも怖かったので、

 

帝王切開と事前に言われたことで、

 

「じゃあ、腹を括るか。」

 

という気持ちになれたというのも事実です。

 

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Yukieさん:日本の助産師、アメリカのカリフォルニア州SFベイエリアで

      ・産後ドゥーラ

      ・ラクテーションコンサルタント

      として日本人女性のサポートをされています。

オフィシャルサイト:https://mamamejosanshi.amebaownd.com/