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CASE44−13 幸せだけど現実は、、、

痛みはその日の夜から出てきました。

 

もう本当に無理かもというくらい痛かったです。

 

麻酔がしっかり切れるまでは、

 

ベッド上で頭を上げないようにと言われ、

 

それがとても辛かったです。

 

ベッドが平らな状態で、

 

後陣痛がひどく痛いし、

 

切った傷跡もめちゃくちゃ痛いけど、

 

足を動かしたらお腹に響いて痛すぎるので、

 

1ミリも動かせないし、

 

腰痛いし、

 

横向きたいけど、

 

動けないという状態が明け方まで続きました。

 

それでも翌朝は歩きました。

 

ベッドから起き上がるのも本当に苦痛なのですが、

 

ベッドから立ち上がるのが辛すぎて、

 

心の底から

 

「立ちたくない。

 

何で立たなきゃいけないんだ。」

 

と思いました。

 

助産師さんにも

 

「立ちたくないです。」

 

と言ったのですが、

 

なんとか立ち上がり、

 

点滴棒に全体重をかけながら、

 

這いつくばるような気持ちで、

 

足を一歩ずつ動かしてというような感じでした。

 

入院中はとにかく痛みが辛かったです。

 

ベッドで頭を上げて足を曲げた状態で動かなければいいんですが、

 

授乳やミルクの度に起き上がらなければいけないのが辛かったです。

 

LINEとかでみんなに出産報告をして、

 

「おめでとう!」

 

と言ってくれて、

 

とても幸せな嬉しい気持ちになるのですが、

 

スマホを閉じた瞬間に現実に戻されていました。

 

こんなに幸せなことなのに、

 

現実は全然動けない自分がいる、

 

産後にこんなに動けないということが初めての経験だったので、

 

もどかしさや傷を負うという辛さを感じていました。