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CACE29−6 人生最後の日

医師にはメールで帝王切開を希望することを伝えました。

 

するとすぐに日時が決められた上で返信がきました。

 

こちらに選択の余地は無く、

 

子どもの誕生日が決まった形です。

 

指定された日は数字のキリが良かったので、

 

縁起が良いねということで納得しました。

 

これまでは自然分娩でと思って、

 

講座を受けたり、

 

色々準備してきていたので、

 

限られた時間で帝王切開の情報を集めるというよりは、

 

指示に従ったという感じでした。

 

病院からは2日前から飲む物や体を洗う物をもらいました。

 

私の母が出産に合わせてアメリカに来てくれる予定になっていたのですが、

 

自然分娩の予定の時は早目に来てもらったとしても、

 

全然産まれなかったらどうしようね?

 

なんて話していたんです。

 

ですが、

 

帝王切開で良かったなと思うところは、

 

結果的に入院の2日前にアメリカに母が来てくれることになり、

 

アパートを案内したり、

 

周りのスーパーを案内したりできましたし、

 

2日後には必ず産まれることが決まっていたということで、

 

お互いの心の準備もできた感じがします。

 

とてもスムーズでした。

 

 

帝王切開の前日は、

 

緊張とワクワクする気持ちでした。

 

陣痛が来て、

 

夜中に入院とかそういうことはありませんでした。

 

お腹がキュッと痛いなと感じるものはあったのですが、

 

本当の陣痛はもっと凄まじい気がするので、

 

陣痛を経験できなかったのは少しだけ淋しい気がしていました。

 

そして出産に関しては、

 

本当に何があるか分からないということろがあり、

 

きっと大丈夫、

 

早く赤ちゃんに会いたいと思う気持ちと、

 

明日もしかしたら人生最後の日になるかもしれない、

 

という極端な気持ちもありました。

 

自分の生死について考えた夜でもありました。

 

帝王切開の当日は手術2時間前の入院でした。

 

夕方に病院に着き、

 

お手洗いを済ませたり、

 

点滴が始まったり、

 

赤ちゃんがその時点でも逆子かどうかを確認したり、

 

元気かどうかを確認したりしていました。