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CACE29−7 アメリカは立会い出産が普通

他の方はどうか分からないのですが、

 

私の帝王切開を担当してくれた先生が、

 

ずっと妊婦健診を担当してくれていた産婦人科の先生だったのです。

 

私は帝王切開は違う先生なんだろうなと思っていたので、

 

いつもの担当医が来てくれた時に

 

「え?いつもの先生が切ってくれるの?」

 

と驚きましたが、

 

とても安心しました。

 

担当医が執刀するから、

 

外来が終わった後の夕方の時間帯だったんだろうなと思います。

 

事前に知らされることはなく、

 

アプリ上では違う先生が執刀することになっていました。

 

もちろんその方もいらしたんですが、

 

担当医もいてくださいました。

 

準備が整ったら、

 

夫も手術室に入ってきてくれました。

 

最初は夫は血が苦手なので、

 

「無理かもしれない。」

 

と言っていたので、

 

「無理なら立ち会わなくていいよ。」

 

と私も返していたのですが、

 

アメリカでは

 

「なんで来ないの?

 

せっかくなんだから来なさいよ。」

 

という優しさの含んだ圧力があり、

 

しかも手術室は血が見えないように隠してくれていたので、

 

夫は立ち会うことができました。

 

 

私は人生で初めて手術室に入りました。

 

第一印象は

 

「広くて明るい」

 

でした。

 

予定帝王切開ということもあってか、

 

私が手術室に入った時にはとても穏やかな雰囲気で、

 

それぞれの方が持ち場に付いてくださっていて、

 

NICUの赤ちゃんの対応をしてくださる人もスタンバイしてくださっていました。

 

メモを取っている研修医の人もいました。

 

こんな時間に私のためだけに計10人くらいの人がいてくださいました。

 

チェックインしてからずっと側にベテランの看護師さんもいてくださり、

 

服を脱いだりとかもこの方が全てしてくださり、

 

とても安心感があって印象的でした。

 

薄い羽織のようなものを羽織ったまま手術台に自分で横になり、

 

麻酔自体は麻酔科の先生が念入りに

 

「ここは冷たい?」

 

といろんな箇所を聞いてくれました。

 

冷たいとまずいようで、

 

「ここはどうだ?」

 

「ここはどうだ?」

 

ととても細かく診てくれました。

 

麻酔に怖いという印象はありませんでした。

 

麻酔が終わったところで、

 

夫が入ってきました。