· 

CASE28−13 最後の出産

今回も一番緊張したのは麻酔でした。

 

麻酔の先生が来たら、

 

もう仕方ないと思えましたけど、

 

ドキドキしました。

 

麻酔の先生が、

 

「あれ、出産初めて?」

 

と聞くので、

 

「二人目だよ。なんで?」

 

と聞くと、

 

「一人目は自然分娩だったの?」

 

と言うので、

 

「ううん。帝王切開だよ。」

 

と答えると、

 

「(傷を見て)これか〜。わぁ、すごい良い先生に当たったね。」

 

などと話し、

 

和やかな雰囲気でした。

 

話をしているうちに麻酔は体に入っていました。

 

麻酔が終わったら主人が入ってきました。

 

主人とも

 

「麻酔効いてるかな?携帯持ってきた?」

 

「持ってきたよ。写真撮るね。上の子大丈夫かな?何してるかな?」

 

とか話していました。

 

そうこうしていると先生が登場し、

 

手術が始まりました。

 

 

先生がきてからは早かったです。

 

先生が入ってきてから10分以内には産まれています。

 

一人目の時は緊張してたら終わっていたんですが、

 

二人目は気持ちに余裕があったからか、

 

赤ちゃんが出てきたら主人がウルッとしていました。

 

私自身もやっと妊娠期間が終わったと思い、

 

グッとくるものがありました。

 

子どもは二人で良いと思っているので、

 

もうこれで本当に最後なんだ、

 

胎動とか感じることももうないんだと感傷に浸っていました。

 

赤ちゃんは元気そうだったので、

 

すぐにタオルにくるまれて、

 

連れてきてもらい、

 

写真を撮って、

 

主人と一緒に出ていきました。

 

今回も縫合の時は、

 

寝ていたので記憶はありません。

 

起きたらリカバリールームにいました。

 

妊娠期間中はずっと眠りが浅かったので、

 

ぐっすり眠ることができ、

 

満足感もありました。

 

麻酔もまだ十分に効いているので、

 

リカバリールームでも痛みはありませんでした。

 

その後部屋に連れて行ってくれました。

 

下の子は新生児室にいたので、

 

主人が先に戻り、

 

上の子を

 

「赤ちゃんの部屋に行こう。」

 

と連れて行ってくれたみたいです。

 

今回も基本母子別室だったので、

 

私が部屋に戻った時も、

 

赤ちゃんはいなくて、

 

授乳のタイミングでやってきました。