· 

CASE26−5 ずーっと逆子

赤ちゃんは逆子というだけで、

 

成長は順調でした。

 

逆子はアメリカに来た5ヶ月頃から健診で言われていました。

 

それからもずっと頭は上を向いていて、

 

「でもこの時期はまだグルグル回るからね。」

 

なんて言われ、

 

週数が経ち、

 

7ヶ月の切迫騒動の時にも

 

「やっぱりこの子は頭が上だね。」

 

と言われました。

 

その辺りで、

 

かかりつけ医に

 

「じゃあ、帝王切開のスケジュールを入れようか。」

 

と言われた記憶があります。

 

意外とショックとかはなくて、

 

当時は下から産む方が怖いというイメージがあって、

 

下から産むと股はどうなっちゃうんだろう?

 

という思いがあったのです。

 

 

というのも、

 

元々、

 

痔があって妊娠中にどんどんひどくなっていたんです。

 

助産師の友達が、

 

「痔を持ってる妊婦さんが、

 

出産した時に大量出血して大変なことになった。」

 

と脅してきたこともあり、

 

「それは嫌だ!」

 

と強く思いました。

 

そういう点からも下から産むのは嫌だな、

 

帝王切開もお腹に傷が残るのは嫌だけれど、

 

予定も立てられるし、

 

実母に日本から手伝いに来てもらう予定とかもあったので、

 

日にち決まってる方が楽かなっていう思いもありました。

 

すごく楽観的に考えていました。

 

夫はちょっと心配していたようでした。

 

「帝王切開って手術じゃないか!」

 

という感じだったんだと思います。

 

夫は結婚が2回目で、

 

前の奥さんの出産とかも見てきているので、

 

普通に産む方が良いと思っていたんだと思います。