· 

CASE21−11 休めない産後

出産した次の日は、

 

もうひっきりなしに人がやってきました。

 

赤ちゃんの聴力検査や、

 

レジスターの人たちが来たり、

 

その合間に授乳もしなければならなくて、

 

全く休めませんでした。

 

あまりに疲れすぎて、

 

赤ちゃんを抱っこしたまま寝てしまっていたら、

 

部屋にやってきたナースが

 

「パパもママも疲れているから、

 

ちょっと休んで。

 

この子は預かるわ。」

 

と新生児室で6時間ほど預かってくれました。

 

でも、

 

気が立っていたからか、

 

痛みからなのか、

 

ぐっすり寝るとまではいきませんでした。

 

 

痛みは数時間毎の点滴と、

 

飲み薬の痛み止めを併用していました。

 

シャワーもこの日から浴びて良いと言われました。

 

傷は抜糸の必要が無いように縫ってくれ、

 

テープが貼られていました。

 

傷は横でした。

 

傷の向きは手術当日の朝、

 

医師が病室に来た時に

 

「このお腹なら横でいいね。」

 

とそこで決められました。

 

傷は今では部分的にしか分からないくらいに、

 

薄くなっています。

 

病院で貼られたテープも

 

「自分で剥がしても良いけど、

 

自然に剥がれるのを待ってもいいよ。」

 

と言われ、

 

それが剥がれた後にするケアなどもありませんでした。