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CASE15−5 自分が嫌になる

夫が心配していたのは手術をすることで、

 

私と赤ちゃんにどんなリスクがあるかという点で、

 

どちらにとってもそんなにリスクが無いのであれば、

 

私の体力的にも時間的にも私が辛いだろうから、

 

私に任せるよと言ってくれました。

 

最終的には私も

 

「もうしんどい、

 

しんどい。」

 

という感じで、

 

夫は私の意見を尊重してくれて、

 

帝王切開を選択しました。

 

そこから点滴を抜いて、

 

日中の先生たちが来るのを待つことになりました。

 

点滴を止めても、

 

陣痛は5分間隔でやってくるのですが、

 

やっぱりそれ以上、

 

陣痛間隔が短くなることはありませんでした。

 

 

LDRで二晩過ごしたのですが、

 

その間に隣の人が本当にどんどん変わっていくのを横で聞いていて、

 

それが一番私のメンタル崩壊につながりました。

 

「みんな苦しそうに叫んでるのに、

 

どうして私にはこれが来ないんだろう。」

 

と思いました。

 

叫ぶ気満々でいたし、

 

出産ってそういうものだとイメージしていました。

 

でも、

 

実際は、

 

陣痛促進剤を使い、

 

陣痛がなかなか来ず、

 

眠くなってくる、

 

こんなことってあるの?と考える自分がすごく嫌になりました。

 

その時間が一番辛かったです。