· 

CASE15−11 歩けない!!

手術後は

 

「終わりましたからね。

 

あ、寝てる?」

 

という声でハッと起き、

 

病室に帰りました。

 

その日の夜から痛みがとても強くなりました。

 

お腹がずっと痛くって、

 

尿の管も入れていたのに、

 

スタッフの人が

 

「尿が出ない。」

 

と言っていて、

 

点滴も入れられました。

 

痛み止めも使ってもらったのですが、

 

全然効きませんでした。

 

そんな中、

 

次の日には初回歩行と言われ、

 

気合で歩くしかないかと思いましたが、

 

実際は3歩しか歩けませんでした。

 

助産師さんからも

 

「え?無理ですか?」

 

と言われました。

 

私の気持ちとしては赤ちゃんを見に行きたいし、

 

新生児室に行く気持ちでいたけど、

 

立てない、

 

座れない、

 

病室の外まで行けないし、

 

戻るのも無理、

 

そんな気持ちでした。

 

お腹を破られるような、

 

傷口を裂かれるような痛みでした。

 

その後も泣きながら歩いていました。

 

「なんでこんなに痛いのに歩かなくちゃいけないんですか?」

 

って助産師さんにも言いました。

 

二人目の帝王切開開始の時間は夕方の18時でした。

 

次の日の昼には歩かされていたので、

 

寝ていた時間が一人目より短かったからかな?と自分では思っています。

 

拷問かなと思いました。

 

 

もし二人目のこれらの体験を一人目の時に経験していたら、

 

私はすごく後悔していたと思います。

 

逆の順番で経験だったら、

 

出産に対する思いも帝王切開に対する思いも違っただろうと思います。

 

すごくしんどかったし、

 

長く感じました。

 

痛みは3日目くらいからマシになってきました。

 

シャワーを浴びられる頃には痛いけど、

 

まぁ歩けるくらいかなという感じにはなっていました。

 

当時のことを振り返ると、

 

痛みが引くまではもう少し休ませて欲しかったなと思います。

 

今回は入院中に血圧が上がることもなく、

 

無事に退院できました。

 

コロナ禍だったので、

 

夫の面会もなく、

 

寂しくはありましたが、

 

今だけの貴重な一人時間を楽しもうと思い、

 

テレビを見たりスマホをいじったりしながら過ごしました。

 

病院側も辛かったら赤ちゃんを預けていいよと言ってくれていたので、

 

一日だけ夜に預かってもらいました。

 

リラックスして楽しく過ごせました。

 

これもまた一人目と二人目で違った所ですね。