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CASE7ー9 医療者の態度と言葉で気持ちが変わる

産後、ちょっと若めの助産師さんが、

 

子宮の収縮具合を見るために、

 

「ごめんね。ちょっと触るね〜。」という一声もなく、

 

バババッとお腹を開けて、

 

お腹をグリグリものすごく押してきたのです。

 

「いててててっ!!!!!」と叫びました。

 

心のなかで

 

(そんなにグリグリしなくても、子宮はここにあるじゃん!)

 

と思っていました。

 

本当に痛みが強すぎて、

 

「そんなにグリグリしないといけないですか?」

 

と言ってしまいました。

 

すると

 

「決まりなのでごめんなさい。」

 

と言われたのです。

 

(決まり・・・?それは分かるけど、、、確かめなきゃいけないのも分かるけど、、、

 

そんなにグリグリしなくても、ここに子宮あるじゃん!)

 

とまた心の中で叫びました。

 

言い方とか態度というものは非常に大切だなということを感じました。

 

今後、自分も気をつけようと心に誓った瞬間でした。

 

 

その当時は子どもはNICUに入院しているし、

 

赤ちゃんは元気に産まれたけれど会えないし、

 

不安と自分で産んであげられなかった惨めさも重なって、

 

その助産師さんに当たってしまったんです。

 

もう一度

 

「そんなにグリグリする必要あります?

 

こんなに痛いのに、

 

ここに子宮底はあるんだから大丈夫です!」

 

と言ってしまいました。

 

そしたら

 

「ごめんなさい。」

 

と言って退室したあと、

 

その助産師さんは部屋に来なくなってしまい、

 

年配の方が代わりに来てくださり

 

「大丈夫?お子さんも離れてて心配ですよね。」

 

と声をかけてくださいました。

 

私も

 

「ごめんなさい。」

 

と伝えたあと、

 

ホロホロと涙が出てきました。

 

そういうねぎらいや共感してくれる姿勢・一言で気持ちというものは、

 

落ち着くんだなぁと感じました。