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CASE40−7 ありがたい母のサポート

退院後は、

 

日本から来てくれた実母が家事や育児をサポートしてくれ、

 

とても助かりました。

 

母が意欲的に赤ちゃんのお世話をしている様子を見て、

 

私は精神的にも力づけられました。

 

そして私たち夫婦がそろってお世話ができるタイミングでは

 

私達が主体的に育児できるように

 

そっと見守ってくれたのもありがたかったです。

 

また、

 

育児に関する知識も積極的にアップデートしようとしてくれました。

 

例えば、

 

日本では毎日沐浴するのが一般的ですが、

 

アメリカでは週2回程度の清拭で十分と言われています。

 

その話をしたときも、

 

「昔はこうだった」

 

と押し付けることなく、

 

柔軟に受け入れてくれました。

 

赤ちゃんは昼夜問わずお世話が必要でしたが、

 

夜間は私が授乳・明け方は母がミルクを飲ませるなどして、

 

お互いに

 

「寝られるときに寝ようね」

 

と声を掛け合いながら過ごしていました。

 

帝王切開の傷の痛みはしばらく続きましたが、

 

痛み止めをしっかり処方してもらえたおかげで、

 

日常生活に支障が出ることはあまりありませんでした。

 

それでも授乳時など

 

ベッドから起き上がる際は痛みがあったので、

 

ベッドの柵をつかみながらゆっくりと動くようにして、

 

少しでも負担を減らす工夫をしていました。

 

家事はすべて母が担ってくれたため、

 

私は体の回復と育児に専念できました。

 

もしこの時期に家事をしていたら、

 

回復が遅れていたかもしれません。

 

母の存在には本当に感謝しています。

 

母が帰国後、

 

夫も仕事をしながらたくさんサポートしてくれました

 

海外赴任勤務者のため育休制度は使えず、

 

休暇も出産の日の1日のみしか取れませんでしたが、

 

仕事はなるべく在宅勤務で

 

出張も減らせるように上司と掛け合ってくれました。

 

今でも、

 

出張には夜行便の飛行機で行くなど、

 

家にいる時間を長くとれるよう工夫してくれています。

 

またミルクやおむつやお風呂など、

 

個々のお世話がひと通りできるようになってくれたのも助かりました。

 

夜間の睡眠退行がおきた際など、

 

朝いちばんのお世話を夫にお願いして

 

私の睡眠時間を確保することができました。