個室へ移動してすぐ、
婦人科医の先生、
小児科医の先生、
看護師さん達の挨拶がありました。
首がぐらぐらな赤ちゃんへの初めての授乳も、
看護師さんに付き添ってもらいながら
行うことができました。
赤ちゃんは大体3、4時間ごとにお腹がすいて泣き、
それ以外は基本的に寝ています。
たまに目を覚ますのですが、
そのたびに私も夫も我先にと
赤ちゃんへ話しかけていました。
アメリカでは産後すぐに母子同室が基本であり、
赤ちゃんのお世話をしながら
母体の回復を待つことになります。
手術直後は体を動かすだけでも痛みがあり、
特に起き上がるのがとても大変でした。
傷口をかばいながら授乳の姿勢を取るのも難しく、
毎回どうすれば痛みを少なくできるのか試行錯誤していました。
夫は赤ちゃんが生まれたことをとても喜んでくれました。
入院している間はずっと、
赤ちゃんが少しでも動いたり泣いたりする度に
「大丈夫?」
と駆け寄ってくれました。
普段は仕事一辺倒になりがちな夫が、
赤ちゃんに積極的に関わろうとしてくれたのがとても嬉しく、
夫婦で協力して子育てがしていけそうだと心強く感じました。

帝王切開で3泊4日の入院でしたが、
その間看護師さんも頻繁に様子を見に来てくれて、
授乳の仕方や赤ちゃんの抱き方、
清拭の仕方などを丁寧に教えてくれました。
赤ちゃんは黄疸の兆候もなく健康で、
私の傷の経過も順調だったため、
無事に母子ともに同じタイミングで退院することができました。