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CASE40−6 心強い夫のサポート

個室へ移動してすぐ、

 

婦人科医の先生、

 

小児科医の先生、

 

看護師さん達の挨拶がありました。

 

がぐらぐらな赤ちゃんへの初めての授乳も、

 

看護師さんに付き添ってもらいながら

 

行うことができました。

 

赤ちゃんは大体3、4時間ごとにお腹がすいて泣き、

 

それ以外は基本的に寝ています。

 

たまに目を覚ますのですが、

 

そのたびに私も夫も我先にと

 

赤ちゃんへ話しかけていました。

 

アメリカでは産後すぐに母子同室が基本であり、

 

赤ちゃんのお世話をしながら

 

母体の回復を待つことになります。

 

手術直後は体を動かすだけでも痛みがあり、

 

特に起き上がるのがとても大変でした。

 

傷口をかばいながら授乳の姿勢を取るのも難しく、

 

毎回どうすれば痛みを少なくできるのか試行錯誤していました。

 

夫は赤ちゃんが生まれたことをとても喜んでくれました。

 

入院している間はずっと、

 

赤ちゃんが少しでも動いたり泣いたりする度に

 

「大丈夫?」

 

と駆け寄ってくれました。

 

普段は仕事一辺倒になりがちな夫が、

 

赤ちゃんに積極的に関わろうとしてくれたのがとても嬉しく、

 

夫婦で協力して子育てがしていけそうだと心強く感じました。

 

 

帝王切開で3泊4日の入院でしたが、

 

その間看護師さんも頻繁に様子を見に来てくれて、

 

授乳の仕方や赤ちゃんの抱き方、

 

清拭の仕方などを丁寧に教えてくれました。

 

赤ちゃんは黄疸の兆候もなく健康で、

 

私の傷の経過も順調だったため、

 

無事に母子ともに同じタイミングで退院することができました。